５月のまとめ 其の五。

【20日　師曰く】
乗馬に関して圧倒的に尊敬している方がいるのだけど、っ
何せその人は口が悪い上に、地上では(馬を下りると)小学生の男子のような。
憎まれ口をたたいたりするので(これだから男子は…40過ぎてるのにさ)、
尊敬オーラを出さずに接している、つもり。

もう転勤の時期ではあるけれど、震災が絡んで延期になっている。
伝えるべきことを伝えたいし、聞いておきたいことは今のうちに、と思うけど、
要職に就かれているので、基本忙しい…つまり話すタイミングが合わない。

たまたま休憩喫煙スペースで顔見知りの会員さんとしゃべっている所に通りかかり、
ちょっとばかり話に混ぜてもらった。
古株だけど技術はそれほどでもない自分に対しても、真摯に対応してくれる。

私が入会したときよりも3倍近くの規模になって、、
良くも悪くも、お客さん(会員さん）は多様化してきている。
言葉は悪いけどファッション(ステイタスと言うべきか)で乗っている人だっている。
ただ動物との触れ合いを求める人、競技会に出たい上昇志向の人、
目的が違う人が混在することで、悩ましいことも出てくる。

自分自身、運動に関してのセンスのなさはお墨付きだから、。
上達に関して欲を出さない(正確には「出せない」かも)、
でも長くいるのだから、まだ基礎クラスの人たちと同じレッスンに出るのは
何だか気が引ける。
かといって、上に行けば競技会のための基礎練(時にまるで部活)だったりするのだから、
目的が違うような気がして、何だか居心地が悪い。
つまり、中途半端な会員なのだ。
大好きな馬がいた時は、彼女と成長するという大義名分を持って、
今までの殻を破って(あくまでも自分基準でだけど)技術向上を目指していたのだけど、
パートナーがいない今、何を目標にしていいのか見失っている。
楽しく乗れれば、正直それだけでいいのだけど、
何となくのほほんと乗っていると「もう年数的にはベテランなんだから、
目標持ってやらないと」なんてあおられたりもする。
放っておいてくれればいいのに、と思うこともある。
自分が強い気持ちで、ブレなければいいだけなんだけど、
なかなかどうして、それがむずかしい。

師曰く、多種多様なニーズの人がいる中で、自分が教えることはひとつだと。
教えられる側が、競技志向だろうが息抜きのアニマルセラピーだろうが、
馬がどうしたら動きやすくなるか、そのために馬が何を求めているかを、
感じる術を教えることだと。
それは、最終目標がどうであっても馬に乗る上で必ず必要なことだと。、
なんかもう、それはそれは眼から鱗だったのです。
技術ありきの話ではあるけど、感じるということはメンタリティが重要で、。
ある意味哲学だなぁと私は思う。
スポーツはみんなそうなのかもしれないけれど。

上手いとか下手とかそういう技術の問題じゃなくて、
馬が言わんとしてることを感じることと、ゃ
自分がして欲しいことを適切に伝えること。シンプルな答えだな、と思う。
大好きな馬と出会って、楽しく乗りたいと思って、
それに必要なのは技術だと遅まきながらに悟って、
そのために、馬から出している合図、サインをしっかり受け取ることが
大事なんだと。
ところがどっこい、それが何より難しいことなのだけど。
たたいたり、強く合図を出せば、それなりにその場は通じる。
それをやらずに、通じ合えたら、そりゃぁもう、それは最高の喜びだ。
上手にやることじゃなくて、伝えあうことなんだよな、最終的なところは。。
もやもやとした呪縛から解放された気がする。
やはり、師は偉大だった。
ふだんは、一言多いけどね。それでもやっぱり、彼には感謝することばかりだ。
このタイミングで彼の言葉に出会えたのは、大きかった。
あの子がいなくても、なんとかやれるのかなと思えた。
 

【22日　1年点検】
来年は車検。今年は1年点検。
これは義務じゃないけど、来年の車検時の負担を少なくするべく、
受けておくと何となく精神的に安心する。

予約の時間にディーラーに車を入れ、
ミスドでお茶しながら、点検待ち。、
ドーナツの味って、店舗で違うものなんだなぁと思いながら、あっという間の1時間。

ノーマルタイヤもそろそろ買い替え時期なのだけど
タイヤサイズが特殊なので(つまり高い)、
一般的なサイズで車検に通る物を教えてもらった。
本当はディーラーで買えればいいんだけど、タイヤ専門店の方が安いもので。
タイヤ専門店では、だんなさんに話をしてもらい、
処分料込みでポッキリ価格(って昭和のにおいがする表現だ)にしてもらった。
一般的なタイヤ交換の時期とちょっとずれたから安くしてくれたのかもしれない。