自宅待機

しとしとと雨の日。
フル稼働しているわけでもないのに、倦怠感が抜けない。
片付けと洗濯を終えてからは、しばしぼんやりタイム。
ときどき余震がくるから、何もかも忘れて空想という訳にもいかず。

ベッドの上でぼんやりしていると、携帯電話に着信。
中高の同級生(山形在住)からだった。
「みんな大丈夫？」と、安否確認の電話だった。
結婚して山形に引っ越し、子どもが出来てからは同級生とのつながりが薄くなり、
直接電話しやすい人が私だったということだったので、
今まででわかり得た共通の友人の情報を全部伝える。
山形も物流が安定しないらしく、
(物のない宮城から買い物に行った人も多いというお話。)
不便もあるけど、まだこっちは大丈夫、とのこと。
たしか私が結婚した時に電話をしてそれ以来なので、
(メールはごくごくたまに有り。誰かの結婚・出産報告など。)
約3年ぶりに、お互いの近況報告を小１時間。
まだ1人、連絡取れていない同級生がいるので、
それを確認してからまた連絡するね、と言って電話を切る。

電気が来た翌日(昨日)に、同級生仲間でまめに連絡係をしてくれている
友だちから一斉送信で安否確認メールが来ていた。
連絡係(と決めつけてごめん。)の友だちから
「まだひとり連絡来てないけど、今は忙しい状況で落ち着いたら連絡くると思う。
もう少し待ってみて連絡ないようなら再度連絡して確認します」と中間報告メール。
さっき、電話でも話題に出たところだし、
気になって連絡のない人に私からメールを送ったら、
「Aさん(連絡係ではない別の人)には大丈夫メールを送ったから
みんなに伝わってると思ってた」という返信が。
あれれ、前にもこんなことあったような気がする…。
最初に「みなさんに」ってメールした連絡係に返信するか、
それ以外の人に返信するなら「みんなに伝えておいて」って一言添えるとか、
一斉送信で返信送るとか…まぁ、ここで文句言っても仕方ないし、
一斉送信の罠もあるしね…(私の古い携帯は、パッと見では一斉送信メールか判別不能。)
彼女とは過去、連名で出すお祝いの件を説明するのに、
メールのやり取りで手こずった覚えがあるので、
たぶん、学生の頃とはお互いに共通言語が変わってて、
ちょっとのことで大体のことが伝わる間柄じゃなくなったんだなと納得した。
こういう切羽詰まった状況だと、
(私の勝手な個人基準だけど)話の通じやすい人とそうじゃない人、
これからも密に付き合いたい人とそうじゃない人が見えてくる。
そういう意味では、今回のあれれと思うやりとりも、
無駄な経験ではないんだなと思う、と言いつつも愚痴だな、こりゃ。

夕方近くに、だんなさんの親戚宅へ。徒歩15分の場所。
大学病院のすぐ近くなので、1日中ヘリと救急車の音が止まない。
(わが家の上空もバンバン飛んでますが。)
だんなさんが用意してくれていた卵やたい焼き、
きのうスーパーで買ったレトルト食品、カイロ類を差し入れ。
長居しないために夕方にお邪魔したのだけど、
こんな時だというのに、いつもどおりに居心地が良くて
またまた夕飯の前まで居座ってしまった。
たぶん、人に気を使わせない何か(それがなんなのかは謎｡)を
ここの家の人たちは持っているんだろうなぁ。見習いたい。