吹雪

昨夜から寒かったけど、今日もひしひしと寒い。
でかけるの、億劫だな…と思ったけど、
ガスボンベや食料などを調達しなくては…と、
気合いを入れて自転車に乗って生協へ。

どこまでもどこまでも続く列。屋上駐車場までぐるりと並んで、
単純に建物の周りに並んだら、2周以上しそうな人数。
どこのスーパーに並んでも今はこんな状態だろうし、と長期戦覚悟で。
が。後ろの夫婦の会話がうるさくて、もう耐えがたい状況…。
音楽でも聞きながら待つ環境を整えないと、
行列ストレス症候群になっちまうよ。(そんな症状ないけど…)
不平不満や会社の人・お嫁さんと思われる人の悪口。
こういうことばかり話す人ってなぜか声が大きいのが特徴。
被災地で配られてる食事についても夫婦間で議論していて、
「少なすぎる、ふざけてる！ここには米もあるから届けてあげたい。
でもガソリンがなくなったら自分の用足しができないから無理」
…いい人なのか悪い人なのか、二度と会わないからどうでもいいのだけど、
時に議論がヒートアップして夫婦喧嘩にまで発展。
忘れらない2.5時間になったよ…カンベンしておくれ。
 

店内は混雑はしているものの、もともとが広い店舗なのでスムーズに買い物できた。
ガスボンベはひとり1本までですと。3本組が買えると思ってたけど甘かったわ。
ここもひとり10点までなので、よく考えてバナナや魚(焼き魚食べたかったの)、
きのこ類、わんこ用缶詰などを購入。
店内のベーカリーは10点に含まれないと聞き、お会計後にベーカリーに行列。
こちらは0.5ｈくらい。
寒風吹く中、上り坂を自転車を押しながら帰宅。
 

午後はのんびりネットで調べものを。
乗馬クラブの会員サイトを見たところ、海に近い事業所はやはり津波被害が酷く、
人も馬もダメかも…と思っていたのだけど、
スタッフや来所していた会員さんはすべて避難して無事、馬も半数以上救出できたとのこと。
もちろん外傷のひどい馬も多いだろうし、これから全頭回復するとは限らない。
でも、あんな場所にいて助かる命もあったのかと思うと、嬉しい気持ちが強かった。
こんな時期だから、おおっぴらに馬や被災動物の心配はできないのだけど、
でも、ペットや家畜と言われる動物たちは、人と寄り添って人のために生きているのだから、
やはり命の重さは平等であって欲しいと思う。
身内を亡くした方等からしたら、甘ったれた意見なのかもしれないけど。

ツイッター上などで話題になっている震災関連のブログも見る。
自衛隊や警察、消防や医療関係者、他数多くの人々が、
寝る間を惜しんで奔走している事実。
ニュースからは伝わってこない生の声。
健康な身体ひとつあっても、何ひとつすることができない自分は無力だな…とひとりで勝手に落ち込む。
そして、こんな想像を超える大災害が起きたのだから、
雇用だってこの先どうなるか未知数だし、
そうなったときに次の仕事につながるアピールポイントが何もない…
あぁ、無力…と負の思考ループに陥る。
でも現実は、こうやって目の前にあることをこなすだけで精いっぱいなんだよな…。
他人のために何かができる方々とは、根本的な人間の質が違うのだと割り切るしかないのか。