迷い道くねくね

バイト開始は来週からだけど、
先週顔を見たら、今週も会いに行きたくなったので、
「買い物に行くついでに寄るだけだから！」と自分に言い訳しつつ、クラブへ。

駐車場でばったり友だちに会う。
海岸の事業所に1年くらい前に移籍して以来の顔合わせ。
合同レッスンになったら会えるだろうと思ってたけれど、
こんなに早くに会えるとは。
流された馬具の確認と、お世話していた馬の様子を見に来ていたとのこと。
ちょうど帰ろうとしてたけど、まだ馬と離れるのが名残惜しいから、と
一緒に厩舎を回ることになった。
 

お互いまだクラブ規模が大きくなる前からの古株で、
紆余曲折ありながらも細々と続けている、貴重な存在。
経済的理由、家庭の事情(結婚・妊娠を機に辞める人も多い)、
転勤、システムへの不満(そして他クラブへの移籍)などなど、
来る人去る人をたくさん見てきた。
会社が大きくなるということには、営業的にえげつない部分も否めないのだけど、
それでも長くいるのには、おたがい同じような理由を持っているからで、
だから久しぶりに会ってもたくさん話すことがあって、自然でいられる。
 

震災があっても沢山の命が助かったのは、組織力のおかげで、
それが営業的えげつなさにもつながっているのだけど、
今回に関しては、組織の大きさのありがたさを感じずにはいられなかった。
小さなクラブは、厩舎ごと流されて、助かった命の方が少数派だったから。
遠くから人力と医療を携えてこれたのは、全国展開してるからだと思う。
自分自身クラブへの不満もあるし、世間的な批判もあるけど、
命が多く救われたことを通して、
私はこのクラブでよかったよ、と彼女が言った。私も全く同感。
上手に乗りたいとか、楽しくやりたいとか人それぞれあるけど、
やっていることが違くても、こういう価値観を共有できる人とは上手くやっていける。
 

真面目な話や与太話、海岸の子の特徴を教えてもらったりしながら、
今週もゆっくり厩舎をまわった。おやつ、いくら持って行っても足りないなぁ。
先週より元気な子が増えていてうれしくなる。
 

駐車場で友だちと別れたあと、本題であるはずのお買い物へ。
エスカレータが部分的に修理中で、行きたい所に直接行けない。
無印が遠すぎる。というか、もともとここ、迷いやすいんだった、私…。
帰りに食品コーナーにも寄るつもりが、閉店時間になり断念。まだ早じまいなんだな。
クラブでのんびりし過ぎたのが敗因かもしれないけど、
楽しかったからいいのだ。